じゃじゃーん。
8月の演奏会の舞台配置図です!!(案)
団員に見せる前に
一般公開してしまいました!(笑)
いいでしょ!?
これ、僕の手作りのボードなんですよ。
いつぞやのサッカーWorld Cup前のテレビ番組で、スタメン予想やフォーメーションの分析するのを観てて、
「いいな。なんか楽しそう。作ろう」って。
マグネットをぱちぱちぱちと並べてね。
では解説です。(←自慢げ)
今年の改良点は何と言っても、ひなだん(段/壇)を一列追加したことです。
ひなだんは「水色」の部分。合計3段もあります。
よくバラエティ番組で芸人がずらぁ~っと座らされてるけど、言ってみたら似たようなもんです。
その「芸人席」の一列目はサックス(白)たち。そしてバスーン(青)。
四日市文化会館第一ホールは、ステージ中央部の音が客席に届きづらい、ということが過去10回の演奏会やほかの楽団さんの演奏会でわかってきたので、一段増やしてみたのです。
一生懸命練習を重ねてきて「お客さんに聞こえてません」じゃ切ないですもんね
全員が活躍できてこそ!!の演奏会だと思いますから
そして二列目のホルン「Hr.」はアルトサックスと、
同じく二列目のユーフォニウム「Ep.」はテナーサックス・バスーンとほぼ同じ音域の楽器群です。
音域が同じだと、同じ動きをすることが多いので。息がピッタリ合ってくれることを期待してます。
サックスには金管と木管のサウンドをブレンドさせる役割がある、とも言われているんですよ。
三列目はトランペットとトロンボーン。そして打楽器です。
うるさい楽器・・・音の大きな楽器は後ろに配置するのが基本。
平場の青はフルート「Fl.」オーボエ「Ob.」、赤はクラリネット「Cl.」。繊細な木管楽器群です。
こうすると客席で聞いたとき全体がいいバランスになるんですね~
そして、
じつは一点、すごく個性的なところがあるんですね~。
写真左側。ピアノの手前の「緑色」に注目してください。
「Cb.」と書かれています。コントラバスです。
そしてステージ右端。黄色「Tu.」がテューバ、赤色「B.Cl.」はバスクラリネットです。
すごく離れています。
一般的には同じ音域・同じ動きの楽器はなるべく近い位置にまとめます。セオリーです。
近いほうが「呼吸」を合わせやすいからです。断然!
ですが、これには欠点もあります。
大きい音の楽器~この場合はテューバ~に飲み込まれてしまって、音色が「のべぇ~っ」と均一になってしまうんです。
各楽器の魅力的な音色を活かしたい場合は、このように離すんです。
昨日コントラバスの中嶋さんが提案してくれました。
10年ほど前、サンクトペテルブルク・フィルが名古屋に来たときがこの配置で、よく印象に残っています。「展覧会の絵」と「チャイ5」でした。
残念ながら、動きズレてましたから・・・!!
アンサンブル力が高くないとできない上級テクなのですね!!
でも、やろうと思います!
「試み」とか「チャレンジ」とか「イノベーション」、・・・好きなんです。
ドキドキ・わくわく・ウキウキするから
以上、紹介しましたのはプログラム前半(シンフォニックステージ)の舞台配置案です。
ポップスステージでは全く違った配置を考えております。
よりアピール力が強くて、ファンキーなルックスです。
・・・が、またのお楽しみということで!
伊藤篤司でした