こんばんは。
音楽監督(指揮者)をさせてもらってます、伊藤篤司です。
ええ。まったく用件はないのですが。
ただブログ書いてみたかったので。
いま、おうちで譜読みをしていました。
僕は毎日5時間くらいは譜読みします。
ウソです。1時間くらいです。
これが指揮者が読む楽譜。フルスコア(総譜)です。
上から順に。
ピッコロ、フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット×2、アルトクラ、バスクラ、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、トランペット×2、ホルン×2、トロンボーン×2、ユーフォニウム、テューバ、コントラバス、打楽器×4、ハープです。
計25段です。この曲は。
私も指揮者の「はしくれ」。
スコアを見ただけで瞬時にすべての音符を読み取り、頭の中にオーケストラサウンドを鳴り響かせることができるかァァ!
厄介なのが移調楽器。この中ではクラリネット、サックス、トランペット、ホルンがそうで・・・。
楽譜上の音と実際の音が違うのです。
いうなれば、ドレミはドレミでも、「クラリネット語」「サックス語」「ホルン語」それぞれ違ったドレミで書いてあります。
伝統的にそうなので、疑問を持たない人も多いのですが
僕は厄介な因習だと思います。
「ホルンのドはピアノのファだからぁ・・・え~と」と、いっこずつピアノで音をひろったりします。地道に。
ピンクく塗ったのはメロディー(ハモリは除く)です。
こうしとくと、合奏のとき読みやすい。
「ハイ!練習番号53からバスーン、テナーサックス、ユーフォ上!さんはいッ」とテキパキ進められてカッコイイ。
明日は練習日。
楽譜配ってまだ2、3回目くらいの合奏だけど、練習はいつも楽しみです。